カツアトラン（1987年生、母ゴーストシヤドー）

カツアトラン（1987年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時7歳）と交配したゴーストシヤドーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口芳広。戦績は、中央平地10戦0勝、地方27戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の五十嵐川賞(B2)。

経歴

デビュー前

柴田欣也厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1991年）

4月27日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月11日、連闘で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5歳（1992年）

5月6日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、阿部充知騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダービークランツに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部充知騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のローベルコスモをクビ差制して優勝

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部充知騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部充知騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホノスワローからクビ差の2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部充知騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月21日、中0週で迎えた16戦目は、一般C1イ（三条ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部充知騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンレデーエイトに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、廣井真砂海騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（新潟(地)ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパージュピターをクビ差制して優勝

11月28日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大沢健司騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1993年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大沢健司騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のミホノアサヒに1馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、一般B3ハ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガノカツラからハナ差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は大沢健司騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイチャンプに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月23日、中2週で迎えた25戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、一般B3（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた26戦目は、飯豊連峰特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般B2ロ（三条ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は大沢健司騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミホノアサヒをクビ差制して7勝目を獲得した。

7月29日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2ロ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢健司騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた29戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、五十嵐川賞（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のタカモーニングに2馬身の差をつけて8勝目を収める

9月1日、中1週で迎えた30戦目は、初秋特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大沢健司騎手（6戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカヤマペガサスから半馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、中0週で迎えた32戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大沢健司騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1994年）

5月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、一般B2ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢健司騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた34戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大沢健司騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた35戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大沢健司騎手（10戦4勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は廣井真砂海騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣井真砂海騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。