エキスカベイター（2010年生、母ラファミーユ）

エキスカベイター（2010年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「掘削機。父名より強烈な掘削機を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したラファミーユが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大原ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方11戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の源泉とうふ作り特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

8月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

10月5日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

4歳（2014年）

7月29日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイコンフォートに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スカイコンフォートに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スカイコンフォートに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウクルスに約16馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエスピオンヌに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、のとじま手まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアキノシャインに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、グルモンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、源泉とうふ作り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のトウショウエディタをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、クラブジョイ杯（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマミダイオーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月9日、連闘で迎えた12戦目は、機具岩ライトアップ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田晃浩騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、あったか雑炊鍋まつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田晃浩騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。