ショウナンバビアナ（2016年生、母シェイクズセレナーデ）

ショウナンバビアナ（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+アヤメ科の植物」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したシェイクズセレナーデが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年のテレビ山梨杯(2勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月23日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月28日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイオールを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月14日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて、最後は2着のアウステルリッツに1馬身1/4の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のシングフォーユーをクビ差振り切って3勝目を収める

4月25日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのパールステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

10月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月7日、中6週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモカルナックをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの夕刊フジ杯オパールステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

11月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6歳（2022年）

1月15日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた23戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2022年3月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。