ルグリエール（1993年生、母La Mirande）

ルグリエール（1993年4月18日）は、フランスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグルームダンサー（当時9歳）と交配したLa Mirandeが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦3勝2着3回。1996年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入った他、1996年のマーガレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月26日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワカーリアンに半馬身届かず2着となった。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の黒竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジェブラズドリームに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月17日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマウンテンストーンを半馬身振り切って雪中の戦いを制した。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったダンディコマンドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

10月12日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したセントターキンに3/4馬身届かず2着となった。

11月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月30日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサロンミュージックをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月22日、中2週で迎えた11戦目は、’96フェアウェルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（1997年）

2月22日、中8週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（10戦3勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（1998年）

2月7日、約10か月の休養明けで迎えた15戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。