ホープケツァール（2018年生、母バイタルスタイル）

ホープケツァール（2018年1月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「希望+世界で一番美しいと言われている鳥の名」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したバイタルスタイルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、愛馬レーシングによって756万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたリヴウェル決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3歳（2021年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4歳（2022年）

7月15日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジキャロルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマルテラートに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2023年）

2月28日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山龍太郎騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大山龍太郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクビに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大山龍太郎騎手（7戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のディアデマに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大山龍太郎騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジュンダッシュに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大山龍太郎騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、マーガレット賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（11戦5勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたオリエンタルメラク決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた21戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月20日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、山本屋太三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6歳（2024年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（13戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた24戦目は、夢前川特別（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（14戦5勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったレッツゴーアスクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（16戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲオルギウスに1馬身3/4の差をつけて6勝目をゲットした。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（17戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。