ヤマニンファンシー（2005年生、母マダニナ）

ヤマニンファンシー（2005年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋空想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したマダニナが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地38戦1勝2着2回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったヘヴンリークルーズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月25日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったセトノアンテウスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダイワデュークをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月26日、中8週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2009年）

3月1日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、6着を確保した。

4月19日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

8月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5歳（2010年）

2月14日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

12月11日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鞍手特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6歳（2011年）

1月23日、中5週で迎えた24戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた26戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた28戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月27日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月5日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

12月4日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7歳（2012年）

2月5日、中6週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた37戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた38戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた39戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネヴィントをアタマ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた40戦目は、レインボーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた41戦目は、道の駅十文字まめでらがーレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。