トーワライアン（2001年生、母トーワルビー）

トーワライアン（2001年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時14歳）と交配したトーワルビーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2004年）

1月17日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

3月13日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のトウショウジェイルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4歳（2005年）

1月23日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったメジロシルエットにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したホシノプレゼントにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安田康彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたメジロベネット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安田康彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で安田康彦騎手（12戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったプリティプリンセスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安田康彦騎手（13戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で安田康彦騎手（14戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で安田康彦騎手（15戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で安田康彦騎手（16戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5歳（2006年）

3月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の洛南特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。