マイニングレディ（1998年生、母アイアンレディ）

マイニングレディ（1998年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイニング（当時14歳）と交配したアイアンレディが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地15戦2勝、地方5戦1勝。2001年の関東オークス(牝G3)に勝利した他、2001年のクイーン賞(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月8日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 雨/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月15日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のリターンオブラブに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小林徹弥騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のホーマンミヤビに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

3月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーサンバをアタマ差制して重賞ウィナーの称号を手に入れた。

7月25日、中9週で迎えた16戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

11月11日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は小林徹弥騎手（9戦1勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。