マツリダフジコ（2002年生、母イブキランブスター）

マツリダフジコ（2002年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したイブキランブスターが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C13。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大成牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋福三郎によって367.5万円で落札された。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

3歳（2005年）

7月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

8月9日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、直樹誕生日記念（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタツノジュウェルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、騎手のみなさんファイト賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーグリームにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンレイコメーテスに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スリーストーリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中4週で迎えた10戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メインマストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4歳（2006年）

1月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミネルヴミンスターに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月19日、中2週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。