マーシャラー（2011年生、母サーリセルカ）

マーシャラー（2011年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「誘導者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したサーリセルカが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方35戦3勝2着10回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月8日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5月18日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月19日、中8週で迎えた9戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたく&あやかさん結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったヒラボクプリンセスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムジャバラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマニエーテに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホワイトレーヌに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、株式会社丸増商会 57周年記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた18戦目は、大西俊哉生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったアームストロングに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、加藤雄ニ退職記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた21戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアルピニストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月15日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた25戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた26戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したルミノアルマースにアタマ差届かず2着となった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（12戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のカラダサンキューをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月4日、中1週で迎えた31戦目は、ナルコユリ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、浅見ユウコバースデーメモリアル（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月11日、連闘で迎えた34戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は八木直也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（14戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたマイネルエルピス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2016年）

1月4日、中0週で迎えた36戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキョウワルナに3/4馬身届かず2着となった。

2月5日、中4週で迎えた37戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートファニーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシシャモショウグンをアタマ差振り切って3勝目を収める

3月31日、中3週で迎えた40戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた41戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた42戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、フェリシダーデスに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた43戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。