ユーワフルール（1993年生、母イズミプリンセス）

ユーワフルール（1993年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時8歳）と交配したイズミプリンセスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月28日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月30日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったダイワリージェントに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は本間忍騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったマヤノアトランタにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本間忍騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月24日、中0週で迎えた15戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1997年）

7月27日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5歳（1998年）

1月6日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた21戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり最後はマイネルフライヤーと並んで10着同着となった。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた23戦目は、マルチチャージ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた24戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月19日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒノデソシアルに交わされて2馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた30戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月27日、中3週で迎えた31戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた33戦目は、松田由之騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。