カオリマリス（2004年生、母カオリユリヒメ）

カオリマリス（2004年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したカオリユリヒメが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は大須賀牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の茄子賞(C3)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3歳（2007年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月17日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月29日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロアルバリに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエムオーレンジャーに1馬身の差をつけて優勝

10月4日、連闘で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ヴァルペキュラ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォータージェニーから1馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、JAしずない万馬券特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キャサリンダイヤに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、キリンFIRE（ファイア）（札幌(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シキノイロドリに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月7日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた13戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードルシファーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、茄子賞（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコウシュンに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。