ウォータージェニー（2004年生、母サチノレディ）
Water Jenny
2004.02.01
ウォータージェニー（2004年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエブロス（当時18歳）と交配したサチノレディが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦10勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の小春特別(一般C2一)。
経歴
デビュー前
当歳のとき、笹地牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2006年）
7月23日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。
3歳（2007年）
5月20日、約10か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。
6月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。
7月24日、中4週で迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイキアムールからハナ差の2着に惜敗した。
8月7日、中1週で迎えた5戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカリキュレイターに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
8月29日、中2週で迎えた6戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイカンセンから2馬身半差の2着となった。
9月25日、中3週で迎えた7戦目は、一般D1-3（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバーラプレッタに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
10月4日、連闘で迎えた8戦目は、ヴァルペキュラ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のカオリマリスに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
10月17日、中1週で迎えた9戦目は、アグネスワールド賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤヨイコマチに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
4歳（2008年）
4月17日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたアコニットヒカル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
5月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナンヨーミドルに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。
5月23日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェニックスハートに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
6月18日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンワーシップに2馬身半の差をつけて7勝目をゲットした。
6月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、トワイライト・ムーン賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るルークウッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
7月17日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のなでしこ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
11月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤクモニシキに5馬身の差をつけて9勝目を獲得した。
11月27日、中2週で迎えた17戦目は、晩秋特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイアイテイオーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
12月17日、中2週で迎えた18戦目は、もみの木特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。
5歳（2009年）
1月1日、中1週で迎えた19戦目は、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。
6月15日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、川崎ドリームビジョン賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
6月29日、中1週で迎えた21戦目は、夏木立特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦5勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。
7月13日、中1週で迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
7月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2二（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルバイタルを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて10勝目を達成した。
8月18日、中2週で迎えた24戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
9月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したスズツルギオーにクビ差届かず2着に惜敗した。
10月5日、中3週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。
6歳（2010年）
10月28日、約13か月の休養明けで迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。
11月19日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。
12月17日、中3週で迎えた29戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、鈴木祐宏・優結婚記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。
7歳（2011年）
1月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。
3月1日、中4週で迎えた32戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月12日、中5週で迎えた33戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。