ジェードグリーン（2014年生、母ドレスデングリーン）

ジェードグリーン（2014年3月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「翡翠色。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパニー（当時13歳）と交配したドレスデングリーンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2016年の萩ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月24日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したキングズラッシュにクビ差届かず2着となった。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルユニブランを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2017年）

6月11日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したナリタエイトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2018年）

2月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

4月1日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月17日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアシェットにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの湯川特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた14戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、仲秋特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた17戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、神無月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、朝露特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、冬至特別（水沢ダート1900m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、2019ファイナル特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（10戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（11戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた28戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた29戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（12戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（14戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（15戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマルケイインパルスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（16戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（17戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1六（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（18戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（19戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた40戦目は、田中洸多騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はコスモムーンボウと並んで2着同着となった。

8月31日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中洸多騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中洸多騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた43戦目は、蓬莱島賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた44戦目は、南部杯カウントダウン1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は田中洸多騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2020年11月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。