カイテキパンサー（1999年生、母タヤススルガ）

カイテキパンサー（1999年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時13歳）と交配したタヤススルガが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方46戦3勝2着2回。2002年の駿蹄賞(地方重賞)で2着に入った他、2002年の新緑賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

池田優孝厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2001年）

9月4日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のレッツパラダイスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカクレンに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の中京盃（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月4日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2002年）

1月16日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアイムクイーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカンセイグローバルから3馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中4週で迎えた12戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた13戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた14戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（大井ダート1190m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた20戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月24日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、デネボラ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた23戦目は、草笛賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月7日、中0週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた25戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、さざなみ賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、七夕賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた27戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、5着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、サードニックス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた29戦目は、ブルーライト賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた30戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた31戦目は、リエンダ賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた32戦目は、オクトーバー賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた33戦目は、カストル賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

12月11日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた34戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた35戦目は、もみの木特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2004年）

1月2日、中0週で迎えた36戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月20日、中2週で迎えた37戦目は、ピラカンサ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた38戦目は、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月25日、中1週で迎えた39戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、しでこぶし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、約6か月の休養明けで迎えた41戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

9月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、秋収特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスサーパスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた43戦目は、ハンデ戦のサファイア特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた44戦目は、一般B3二（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2005年）

4月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた45戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた46戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、端午特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた47戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた48戦目は、一般C1二イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた49戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。