フェノーウルフ（2021年生、母ラッシュストーム）

フェノーウルフ（2021年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より+狼」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時12歳）と交配したラッシュストームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は武牧場。主な勝ち鞍は2023年のスーパーホープフルデビュー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武牧場武栄子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鮫島克也厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2023年）

5月21日、デビュー戦は山下裕貴騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーホープフルデビュー（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。5頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のムーンスペシャルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月5日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウマ娘コラボオープニングレース（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったトワイライトサーガに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の新春万福賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェスタアーベントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のホワイトスター特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のポーラスター特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったユウノワンワンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のブライトスター特別（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のスプリングスター賞（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンリエドを半馬身差し切って2勝目をマークした。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンの栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月19日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。