イブキコンチエルト（1989年生、母ダイナコンチェルト）

イブキコンチエルト（1989年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナガリバー（当時6歳）と交配したダイナコンチェルトが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、中央障害13戦1勝2着1回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったナリタタイセイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（1992年）

1月19日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タカサゴヒデオーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

3月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレイホールビーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田原成貴騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田原成貴騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で田原成貴騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田原成貴騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田原成貴騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で田原成貴騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田原成貴騎手（12戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4歳（1993年）

5月8日、約9か月半の休み明けで迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田原成貴騎手（13戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で田原成貴騎手（14戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で田原成貴騎手（15戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で田原成貴騎手（16戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で田原成貴騎手（17戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で田原成貴騎手（18戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は20戦連続で田原成貴騎手（19戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた24戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンマロングオーから3馬身差の2着となった。

10月17日、中2週で迎えた27戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディタイタンをアタマ差制してファンの支持に応えた。

12月5日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1994年）

1月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた33戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた34戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で嘉堂信雄騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた36戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は10戦連続で嘉堂信雄騎手（9戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で嘉堂信雄騎手（10戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた38戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた39戦目は、大内正一騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた40戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた41戦目は、三嶺特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた42戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1995年）

1月6日、連闘で迎えた43戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた44戦目は、おがたま特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた45戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。