メジロシンドウ（1992年生、母メジロマスキット）

メジロシンドウ（1992年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバイアモン（当時10歳）と交配したメジロマスキットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、中央障害9戦1勝2着2回。1998年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で2着に入った他、1998年の中山大障害（春）(重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた3戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

3歳（1995年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

3月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢昭典騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンタイガーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2300m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったアプロディールに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、スティールキャストに半馬身交わされて2着となった。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢昭典騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンシンランマンをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

4歳（1996年）

1月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の初春賞（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢昭典騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、S.キャンベル騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’96グローバルカップ（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は沢昭典騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロングショットをクビ差振り切って制した。

6月23日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンクルトライに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、オトメノイノリに3/4馬身交わされて2着となった。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

5歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた27戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた28戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた29戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキパイソンから5馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラルムスに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（1998年）

1月31日、約10か月半の休み明けで迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイティタイガーからハナ差の2着となった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた35戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。