ギブアンドテーク（1997年生、母ダンスドゥソワ）

ギブアンドテーク（1997年4月10日）は、日本の競走馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時17歳）と交配したダンスドゥソワが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

10月7日、デビュー戦は今村康成騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のエルチャンスに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5歳（2002年）

3月17日、約17か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は今村康成騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったラビットミレニアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月15日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレガシーアドニスをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2003年）

12月21日、約16か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた15戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウイスキーロビンに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月25日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（12戦1勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。