ファルヴォーレ（2018年生、母フリティラリア）

ファルヴォーレ（2018年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熱烈な(音楽用語)より」。毛色は芦毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時6歳）と交配したフリティラリアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。2021年の葵ステークス(重賞)で4着に入った他、2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月6日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のサツキティアラに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月30日、中4週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月7日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月26日、中6週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴェールクレールをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

3歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の日刊スポーツ賞シンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月20日、中9週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月29日、中9週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入った。

6月19日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したダノンシティにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月22日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた20戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノデイジーから3馬身差の2着に敗北した。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のプンタアレナスに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月29日、中7週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマリオからクビ差の2着に惜敗した。

11月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2023年）

1月21日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で難波剛健騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた28戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月21日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2024年）

1月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた32戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた33戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた34戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの瀬田特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた36戦目は、阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月19日、中4週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（12戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。