マストワン（2013年生、母エリカオンヒル）

Must One

2013.05.07

マストワン（2013年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「必ずの一頭」。毛色は栗毛。種牡馬のサムライハート（当時11歳）と交配したエリカオンヒルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）山田牧場。主な勝ち鞍は2019年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4歳（2017年）

4月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワールンガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったブライティアベルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカニングウーマンに約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスモーキーナイトに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴロウマルウィンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月28日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5歳（2018年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

12月23日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（2019年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

4月7日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイアプローズに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月6日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。