チアズセンチュリー（1989年生、母ダイナセンチュリー）

チアズセンチュリー（1989年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時11歳）と交配したダイナセンチュリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦5勝。主な勝ち鞍は1995年のストークステークス。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

7月19日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホシノベリタスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1993年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーワーロックに5馬身の差をつけて制した。

4月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、メルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5歳（1994年）

2月20日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライトオレオールに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

3月19日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングバンブーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月16日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた12戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6歳（1995年）

1月15日、中3週で迎えた14戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた15戦目は、松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた17戦目は、晩春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた18戦目は、ストークステークス（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミツワライトオーをハナ差振り切って5勝目を収める

7歳（1996年）

1月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。