ドゴール（2016年生、母ガイヤール）

ドゴール（2016年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時16歳）と交配したガイヤールが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は豊洋牧場。2018年のサウジアラビアロイヤルカップ(G3)で2着に入った他、2021年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

9月1日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッドパラスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったグランアレグリアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月16日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月25日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4歳（2020年）

3月8日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

4月26日、中6週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月5日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のレイヴンキングに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺祐太騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2021年）

1月23日、中4週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小野寺祐太騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のモザイクに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で小野寺祐太騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2021年5月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。