ヒューズライン（2017年生、母マイネトゥインクル）

ヒューズライン（2017年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「導火線。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したマイネトゥインクルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2020年のスターダム特選。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2019年11月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2020年）

1月5日、中6週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったシゲルタイタニアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリードロイヤルに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のマーガレット賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったテイエムマルジュウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のプリムラ賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた11戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の卯花月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシゲルキャリバンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のカルミア賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の狭夜月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスターダム特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモフラッターに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月27日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた18戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月10日、中3週で迎えた20戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーブ特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のソルレヴェンテ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったイテザに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のステッラ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、秋明菊賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレイヴノユメに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2020年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。