マッハシチー（1986年生、母トツテナムコート）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3歳（1989年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キングゲートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシントライを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月7日、中5週で迎えた6戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったファイナルラップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のサラミスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（1990年）

3月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’90ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったグッドタイミングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったトーワタケシバにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったツルマイナスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナショナルフラッグをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカップアイを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、道新杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた20戦目は、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月25日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた23戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、オリオンステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウビトリアをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた24戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた25戦目は、関ケ原ステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦の大原ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。