メジロオーモンド（1998年生、母メジロユニオン）

メジロオーモンド（1998年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時10歳）と交配したメジロユニオンが14歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害15戦3勝2着4回。2004年の中山大障害(JG1)で2着に入った他、2004年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月12日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るボンベルを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

11月11日、中9週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

11月24日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4歳（2002年）

1月13日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた9戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

6月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスキャニングジョイから1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2003年）

3月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったインタープレジャーから3馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモストームをクビ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月26日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月30日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月27日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブランディスから4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2004年）

4月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月4日、約7か月半の休み明けで迎えた25戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルオーパーをクビ差制して久方ぶりの一戦をモノにした。

12月25日、中2週で迎えた26戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルシータカオーから6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2005年）

12月3日、約11か月半の休養明けで迎えた27戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロベイシンガーに半馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

12月24日、中2週で迎えた28戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（12戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8歳（2006年）

4月15日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で林満明騎手（13戦3勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。