サンラブホーラー（1986年生、母マイネブルーメ）

サンラブホーラー（1986年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時14歳）と交配したマイネブルーメが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着7回、地方6戦0勝2着2回。1989年の葵ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノルパンにアタマ差届かず2着となった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のファイトボロンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮徹騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で宮徹騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮徹騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮徹騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮徹騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳400万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮徹騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（9戦1勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮徹騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、マックスハンターに3/4馬身交わされて2着となった。

6月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳400万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮徹騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマルセイグレートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳400万下（中京芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮徹騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマヒサボーイに半馬身届かず2着に敗北した。

9月9日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮徹騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮徹騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジュニアテイオーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は宮徹騎手（15戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、トーワフジにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月23日、中4週で迎えた20戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリーリリックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1990年）

1月28日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したゴールドルーチェーを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（1991年）

5月19日、約6か月の休み明けで迎えた25戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルヨマラードに3馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた28戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6歳（1992年）

2月25日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲノビジヨンから3/4馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた30戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、ダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1993年）

4月22日、約13か月半の休養明けで迎えた31戦目は、及川靖騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた32戦目は、薫風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川靖騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた33戦目は、矢野義幸騎手を鞍上に迎えて、葵特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンリーボーイから1馬身差の2着となった。

7月18日、中4週で迎えた34戦目は、サンデーナイト賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野義幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。