トーワスキャット（2004年生、母トーワラノビア）

トーワスキャット（2004年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋メロディーを即興的に歌うこと」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したトーワラノビアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月28日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月2日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンダッシュを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月14日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したエイジアンウインズを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2008年）

6月22日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。