リカチャンス（2009年生、母タイキフブキ）

リカチャンス（2009年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋好機」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時18歳）と交配したタイキフブキが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦3勝2着4回。2011年の新冠ライオンズクラブ特別に勝利した他、2012年の桜花賞(牝S1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月4日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレイモニを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

7月5日、中8週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイブニングラッシュをアタマ差振り切って優勝

8月25日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

10月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の龍珠特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヴァイタルローズに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月31日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3歳（2012年）

1月19日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの’12桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドキャヴィアに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったコテキタイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月10日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、’12 プラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、センゲンコスモに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月30日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦の’12クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた19戦目は、長月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2013年）

6月21日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、’13シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、キョウエイラシアスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のリバーサイドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた27戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（14戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた29戦目は、渋谷区の妖精あいりっすん賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5歳（2014年）

1月7日、中8週で迎えた30戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた31戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた32戦目は、日刊スポーツコンピ指数カップ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。