キョウエイラシアス（2008年生、母ドミナントジーン）

キョウエイラシアス（2008年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したドミナントジーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田忠幸。戦績は、地方28戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の’13シーサイドカップ(一般A3以下)。

経歴

デビュー前

波多野健厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

11月5日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、フレンドリーレイズに交わされて1馬身差の2着となった。

12月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードガバナンスを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月17日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったシャインスナイパーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月22日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた6戦目は、今日は仲村周作が生まれた日記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のセトウチダッシュに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセトウチダッシュに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、烈風賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で江川伸幸騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキタサンキングオーに3馬身の差をつけて制した。

4歳（2012年）

1月10日、中4週で迎えた9戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で江川伸幸騎手（8戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサユリに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で江川伸幸騎手（9戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシズパンチに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月12日、中4週で迎えた11戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で江川伸幸騎手（10戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイレントカイザーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で江川伸幸騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったクロススピードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で江川伸幸騎手（12戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で江川伸幸騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクラフィンライデンを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月11日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で江川伸幸騎手（14戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダイワフラッグを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で江川伸幸騎手（15戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のギガワットに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で江川伸幸騎手（16戦9勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウギョウダグラスに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月30日、中4週で迎えた18戦目は、’13シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で江川伸幸騎手（17戦10勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリカチャンスをクビ差だけ差し切って勝利数を11に伸ばす

6歳（2014年）

6月16日、約10か月半の休養明けで迎えた19戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で江川伸幸騎手（18戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったギガワットにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中7週で迎えた20戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で江川伸幸騎手（19戦11勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で江川伸幸騎手（20戦11勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り最後はダンシングロイヤルと並んで9着同着となった。

10月27日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は22戦連続で江川伸幸騎手（21戦11勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7歳（2015年）

10月5日、約11か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で江川伸幸騎手（22戦11勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた24戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で江川伸幸騎手（23戦11勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦の里神楽スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で江川伸幸騎手（24戦11勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた26戦目は、クリスマス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で江川伸幸騎手（25戦11勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

8歳（2016年）

1月21日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で江川伸幸騎手（26戦11勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の春闘賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は28戦連続で江川伸幸騎手（27戦11勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。