レイモニ（2009年生、母ドリームパラソル）

レイモニ（2009年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する牧場の妖精『レイモニアデス』から」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時7歳）と交配したドリームパラソルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦2勝2着5回。2011年のリリーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2012年のユングフラウ賞(牝S2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月4日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたリカチャンス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマツリスタートに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのバトルプラン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したサンレイレーザーにアタマ差届かず2着となった。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンのTHEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノファイターにクビ差届かず2着となった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコテキタイに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた9戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた10戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2012年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアスカリーブルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月28日、中4週で迎えた13戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月10日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた15戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月5日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定地方重賞のJBCレディスクラシック（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、師走スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月1日、中3週で迎えた18戦目は、迎春盃（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた19戦目は、立春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた20戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のスポーツニッポン盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた22戦目は、箱根町特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったコアレスフラッシュにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、青嵐特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた25戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた26戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた27戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた28戦目は、ペリドット賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた29戦目は、赤富士特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた30戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月10日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた33戦目は、ケヤキイルミネーションレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた34戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。