サンレイレーザー（2009年生、母サンレイククイン）

サンレイレーザー（2009年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋レーザー」。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時13歳）と交配したサンレイククインが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着3回、地方6戦3勝。2014年の毎日王冠(G2)で2着に入った他、2013年のマイラーズカップ(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月4日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラブミーアゴーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのバトルプラン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のレイモニをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に入り込んだ。

8月28日、中4週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドキャヴィアに5馬身の差をつけて3勝目を収める

11月16日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2012年）

4月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のガンジスを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

5月5日、中3週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリフトザウイングスに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でN.ピンナ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキパーシヴァルを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

12月8日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデG3の朝日チャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2013年）

2月17日、中9週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシャイニーホーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月21日、中3週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したグランプリボスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月9日、中6週で迎えた21戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月19日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

12月14日、中3週で迎えた24戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2014年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた27戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノギャラントをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6月22日、中6週で迎えた28戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた29戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、エアソミュールにクビ差交わされて2着となった。

11月23日、中5週で迎えた31戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6歳（2015年）

3月14日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた33戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた34戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。