ジョーストリクトリ（2014年生、母ジョーアラマート）

ジョーストリクトリ（2014年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋コーヒー豆の標高による格付けの最高位より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時8歳）と交配したジョーアラマートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際牧場。2017年のニュージーランドトロフィー(G2)に勝利した他、2019年の東風ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月23日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライティアサイトを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中8週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデスティニーソングを半馬身振り切って優勝

2月25日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイソンジュニアを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。

5月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に終わった。

10月21日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

4歳（2018年）

6月17日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手に欠いて17着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアストラエンブレムをハナ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

5月25日、中7週で迎えた18戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月16日、中6週で迎えた22戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた23戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6歳（2020年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月9日、中7週で迎えた25戦目は、エイプリル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のクインズサターンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

5月4日、中3週で迎えた26戦目は、皐月盃（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、S1の大井記念（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

12月9日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7歳（2021年）

1月21日、中5週で迎えた30戦目は、’21ウィンタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月16日、中7週で迎えた31戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

7月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、橘オープン（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

8歳（2022年）

1月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月3日、中4週で迎えた34戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月10日、約9か月半の休み明けで迎えた35戦目は、生田オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた36戦目は、ビオラ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。