フジノゴーカイ（1988年生、母ナリキエースノイチ）

フジノゴーカイ（1988年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時14歳）と交配したナリキエースノイチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の野地特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月21日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で津留千彰騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で津留千彰騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた9戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったハーバーサンライズに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（8戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼウスモーリーを豪脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（11戦1勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって18着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフラワーアモンを上がり3位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

4歳（1992年）

10月18日、約10か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5歳（1993年）

1月23日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

2月27日、中1週で迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に57kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンスアクションから1馬身1/4差の2着に敗北した。