アイネスヒリュウ（1991年生、母ヒルグリーン）

アイネスヒリュウ（1991年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時6歳）と交配したヒルグリーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月31日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンセグリフォンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスウィングタイムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1995年）

8月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、山ノ井良浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた11戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノタイセイからクビ差の2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグクロスからアタマ差の2着に甘んじた。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のローマンテイオーに3/4馬身の差をつけて制した。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、FM岩手杯（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトカチテイオーをクビ差制して1着ゴールを果たした。

12月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のグレースデュールに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1996年）

6月10日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（2戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野宮通騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三野宮通騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。