プティットクルール（2014年生、母ローリエ）

プティットクルール（2014年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小さな走者（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時16歳）と交配したローリエが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月17日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメヌエットに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダンツチェックをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4歳（2018年）

1月21日、中8週で迎えた14戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

2月24日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月22日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月16日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月18日、中8週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月29日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月20日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスマートレイブンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月24日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた24戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

5歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの渡島特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。