トウカイレジーナ（2007年生、母トウカイティアラ）

トウカイレジーナ（2007年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時13歳）と交配したトウカイティアラが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方11戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタガノシビルに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月2日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月4日、中8週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアクティビューティに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ジャズピアノに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2011年）

1月16日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のドンビザッツウェイに2馬身半の差をつけて制した。

3月21日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

7月16日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のエリモエポナに3馬身の差をつけて制した。

9月25日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

7月1日、中7週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月7日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、汲沢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴェガサンボーイに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

10月4日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のレディスプレリュード（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた22戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた23戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた25戦目は、探梅特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラヴァリーズームを3/4馬身振り切って5勝目を獲得した。

2月27日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた27戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた28戦目は、もみの木特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

7歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた30戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。