ワンダーアサールト（2006年生、母ワンダーワーロック）

ワンダーアサールト（2006年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋攻撃（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時8歳）と交配したワンダーワーロックが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回、地方10戦3勝2着5回。2010年の九州王冠(KJ3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月18日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったローザレーヌに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

9月12日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったトーセンスターンにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4歳（2010年）

4月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムプレストンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた13戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムメデテカに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月21日、中2週で迎えた14戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントバニヤンから4馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、らくのうマザーズ特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、KJ3の九州王冠（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったペプチドジャスパーから5馬身差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた17戦目は、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシークレットハートから半馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシークレットハートから5馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のペプチドジャスパーに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムジカッドからハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月10日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（10戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（11戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（12戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（13戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5歳（2011年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（14戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月23日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（15戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（16戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（17戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（18戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で野元昭嘉騎手（19戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

10月15日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で野元昭嘉騎手（20戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で野元昭嘉騎手（21戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノサウザーを3/4馬身振り切って雨中の一戦を制した。

6歳（2012年）

4月21日、約5か月半の休み明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のメルボルントロフィー（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で野元昭嘉騎手（22戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で野元昭嘉騎手（23戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で野元昭嘉騎手（24戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で野元昭嘉騎手（25戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。