タケノチャンス（2007年生、母デフィニット）

タケノチャンス（2007年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋好機」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したデフィニットが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方34戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の一般B3二。

経歴

デビュー前

3歳のとき、武岡牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

7月11日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゼウス特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、三石川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアルファミッキイに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカネコメツヨシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートチョイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

1月23日、中2週で迎えた11戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシトリアーナに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C4（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストフィールドに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイースタンパワーに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月12日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファトリリオンに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒシハイグレードに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のモンテローザに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月5日、中3週で迎えた17戦目は、一般B4三（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ヒシハイグレードに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中5週で迎えた18戦目は、「1万人チャレンジデー賞」（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般B4二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月2日、中6週で迎えた20戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、小松市どんどんまつり特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったジャトゥチンタに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、金箔雪吊りライトアップ特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、中0週で迎えた22戦目は、いどり祭り特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（6戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンエイレジェンドに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、1万人チャレンジデーツエーゲン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた24戦目は、山中温泉感謝祭特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソワールに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた26戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタイセシャトルからアタマ差の2着に甘んじた。

2月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3二（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリジュウベエに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月25日、中2週で迎えた28戦目は、アネモネ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた29戦目は、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた30戦目は、蛇の目神事特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（11戦4勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったマイネルブラジリエにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月3日、連闘で迎えた31戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（12戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ハヤテシゲマサに3/4馬身交わされて2着となった。

5月1日、中3週で迎えた32戦目は、とも旗祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた33戦目は、金沢城リレーマラソン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（14戦4勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた34戦目は、百万石薪能特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（15戦4勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、金沢城入城特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（16戦4勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた36戦目は、湯涌温泉氷室開き特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（17戦4勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月17日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（18戦4勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた38戦目は、石崎奉燈祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（19戦4勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。