テイエムウラノス（2000年生、母ファーストサービス）

テイエムウラノス（2000年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時15歳）と交配したファーストサービスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方13戦3勝2着1回。2004年の九州王冠(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出口牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、竹園正繼によって1,050万円で落札された。

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は宇田登志夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ブリッソモに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（2003年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で宇田登志夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇田登志夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノガルチをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で宇田登志夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はブイソロンと並んで14着同着となった。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宇田登志夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月28日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた15戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた16戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキサスキサスキサスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月8日、中3週で迎えた17戦目は、市房山カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクトップランに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月23日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノオウサマから3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた19戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月22日、中8週で迎えた20戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた21戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井浩和騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウワシンズイをクビ差制して4勝目をマークした。

12月26日、中9週で迎えた22戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井浩和騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井浩和騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた24戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた25戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（10戦3勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた27戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。