ナリタトリッキー（2002年生、母ナリタローラル）

ナリタトリッキー（2002年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋油断ならない」。毛色は鹿毛。種牡馬のエブロス（当時16歳）と交配したナリタローラルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦2勝2着1回。2005年の端午特別で3着に入った他、2004年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井民平から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、白井民平から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山路秀則によって262.5万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

5月19日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレラムタラから1馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラドランヴァリューに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中3週で迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた8戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月10日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（2005年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの陽春特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの端午特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンのアドマイヤボス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの夏草特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のモエレ沼公園特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた15戦目は、メルカル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエドノヤミタローをハナ差制して勝利をモノにする

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、トウカイテイオー賞（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月27日、中0週で迎えた20戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた21戦目は、キッケンクリス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、襟裳岬特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月2日、中1週で迎えた23戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月13日、中5週で迎えた24戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4歳（2006年）

2月7日、中7週で迎えた25戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。