ミックベンハー（2015年生、母クロエチャン）
Mic Ben Hur
2015.03.07
ミックベンハー（2015年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名愛称＋映画名」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートボーイ（当時20歳）と交配したクロエチャンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者はリトルブルーファーム。主な勝ち鞍は2018年のシャングリラ賞(1000万下)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、リトルブルーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
9月10日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスペースファルコンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
9月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコパノステラートに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
11月25日、中7週で迎えた3戦目は、2歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したルッジェーロに半馬身届かず2着となった。
12月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
3歳（2018年）
1月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。
1月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で武藤雅騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。
4月28日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武藤雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモロブロイをクビ差振り切って優勝
6月17日、中6週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。
8月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。
11月25日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアメリカンファクトを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。
4歳（2019年）
4月21日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（8戦3勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。
5月12日、中2週で迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。
6月2日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい最後はテーオージーニアスと並んで11着同着となった。
デビュー前
1歳のとき、リトルブルーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
桧森邦夫厩舎（北海道）へ入厩。
10月6日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、レイデオロ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての12番ゲートからスタート。出走取消となった。
6歳（2021年）
10月21日、約29か月の休み明けで馬体重を前走から60kg増やして迎えた14戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、静内産米万馬券特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。
11月19日、中3週で迎えた15戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、Make New Way賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。
7歳（2022年）
1月14日、中7週で迎えた16戦目は、カーバンクルスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
7月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ナイアガラスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。
8月18日、中3週で迎えた18戦目は、ペリドットスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。
9月28日、中5週で迎えた19戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、ベゴニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
10月28日、中3週で迎えた20戦目は、秋の山スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。
11月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の山茶花特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したタマモイットウセイを差し切れず、5馬身差の2着となった。
12月15日、中2週で迎えた22戦目は、稲富たまにはやるってよ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったブラックネロにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。
8歳（2023年）
4月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、カシオペア座特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
5月31日、中6週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた24戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。
6月30日、中3週で迎えた25戦目は、山本屋太三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。