ハートフルモトヒメ（2012年生、母ハートフルビコー）

ハートフルモトヒメ（2012年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時9歳）と交配したハートフルビコーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤政志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカツゲキマーメイドを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月11日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のせせらぎ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のユメハオオキクをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、ジャズエイジにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月30日、中9週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のワンダーラッシュに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の夏木立特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

8月6日、中5週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

9月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳戦の江戸川区のおいしい小松菜賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた18戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた19戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月17日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月31日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったオキテスグメシに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、若菜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、七郎・陽子誕生日おめでとう（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックブッシュに7馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトキノベラトリクスをクビ差振り切って順当に勝利した。

3月22日、中3週で迎えた27戦目は、孟春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月1日、中0週で迎えた28戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（9戦4勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（10戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた32戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（13戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。