バビロニア（2009年生、母ブルートワイライト）

バビロニア（2009年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バビロニア帝国より」。毛色は栗毛。種牡馬のエアジハード（当時14歳）と交配したブルートワイライトが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は渋谷健作。戦績は、地方23戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

2歳のとき、渋谷健作から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

8月24日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2012年）

5月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のコスモロゼットをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

8月16日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、サッポロ北海道PREMIUM特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のエーケーリゲルを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

9月12日、中3週で迎えた4戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したネオザタイタンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、サムライハート賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ミットフロイデに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、藤袴特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、モズブラックアイに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、JAとみかわルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サクラフジビューに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月6日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のベルモントセブンに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったイナズマソリオに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の闘志でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のレオアビリティをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

2月4日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のボンヴォヤージュを半馬身振り切って断然人気に応えた。

5歳（2014年）

4月17日、約14か月半の休み明けで迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、まつばぎく賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のパワーローランをハナ差振り切って断トツ人気に応えた。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ローゼロッセに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンムーンに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月10日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

10月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6歳（2015年）

1月8日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は平原透雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。