イナズマソリオ（2009年生、母トーワフォーチュン）

イナズマソリオ（2009年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋車の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時14歳）と交配したトーワフォーチュンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方19戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の春麗特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3歳（2012年）

4月7日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジツリキフォーティにクビ差届かず2着となった。

11月7日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウィンディラヴに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、深秋特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のバビロニアに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C2（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のパトリオットに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、神奈川県馬主協会賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のブルーベストをアタマ差振り切って4勝目をマークした。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったミラクルブリザードに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、春麗特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイタッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

4月15日、中6週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、JH双葉開設特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったハイタッチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

8月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg絞って迎えた16戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月15日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（2014年）

9月28日、約9か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

6歳（2015年）

2月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、出井甌穴特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、沖ノ島特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた25戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた26戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったディープハントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた27戦目は、清明特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったモントランブランをアタマ差捉え切れず2着となった。

5月5日、中3週で迎えた28戦目は、一般B4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウェイアヘッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた29戦目は、小満特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、芒種特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた31戦目は、梅雨特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。