ミラクルブリザード（2009年生、母ローレルプリンセス）

ミラクルブリザード（2009年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「猛吹雪の奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したローレルプリンセスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高瀬牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤厚弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

6月23日、デビュー戦は庄司大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルーモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のルイクリスタルラヴに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から39kg戻して迎えた3戦目は、2歳戦のフレッシュファンタジー特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の復興応援!相馬野馬追賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の100万人のウイニングポスト杯（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、高広・由実結婚記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた16戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた19戦目は、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ベルモントスコッチに3/4馬身交わされて2着となった。

12月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（2013年）

1月8日、中2週で迎えた22戦目は、詠音誕生記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月17日、連闘で迎えた23戦目は、鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したゼニスパワーに3/4馬身届かず2着となった。

2月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイナズマソリオに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヨユウノヨッチャンをクビ差捉え切れず2着となった。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、桜草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、はまぐり賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、3着に入り込んだ。

9月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた29戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、ホンビノスガイ賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（11戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた31戦目は、和正&圭美結婚記念日 2013（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5歳（2014年）

1月6日、中9週で迎えた32戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月17日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、吉本村岡なんちゃら昇任記念!（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた34戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。