ゲンパチヒーロー（2007年生、母ターフサルート）

ゲンパチヒーロー（2007年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋主人公」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したターフサルートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2七。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2010年）

4月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のブラックマスタングに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中4週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、シャイニーサンデーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさと米粉パスタ杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョニーガンバを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

5月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、がんばろう七ヶ浜（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のベルモントダッシュをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったヒロノペニーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、リュウノツバサに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、がんばろう洋野（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、メルシャン・フランスワイン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、外山・藪川そばレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた26戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた27戦目は、色鮮やか衣川りんどうレース（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。