サンレイラピッヅ（2000年生、母ミドルフォークラピッヅ）

サンレイラピッヅ（2000年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したミドルフォークラピッヅが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弐によって1,890万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモアミラクルを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

3歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

1月12日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したシーキングザウェイを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモガルチを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの一戦をモノにした。

12月7日、中2週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

4歳（2004年）

1月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月19日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュウザンジョオーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

8月8日、中6週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月29日、連闘で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

5歳（2005年）

5月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた18戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2006年）

12月2日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7歳（2007年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた22戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月14日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

8歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のエクセル博多開設記念（小倉芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。