アンジュデトワール（2012年生、母エンゼルカロ）

アンジュデトワール（2012年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「星の天使（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時17歳）と交配したエンゼルカロが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の北海道新幹線×nittan特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、シルクホースクラブによって840万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦はM.エスポジート騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.エスポジート騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

10月13日、中9週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月11日、中8週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフローラルダンサーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月30日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったカツゲキライデンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、JAしずない万馬券特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、北海道新幹線×nittan特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフロイラインシチーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月17日、中5週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、ニューイヤー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、砂嵐賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた20戦目は、F.ボッサ騎手を鞍上に迎えて、イーグル賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた21戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、神速賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。