オーラゼウス（2012年生、母オーラミク）

オーラゼウス（2012年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時16歳）と交配したオーラミクが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、地方32戦6勝2着10回。2014年の川崎ジュニアオープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2014年）

8月22日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨイチビームに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦の秋風特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったジャジャウマナラシに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ビービーキャリバーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2015年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のイッポンギに3馬身の差をつけて2勝目を収める

1月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ケイティーシップに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月1日、中3週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月6日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、神奈川新聞電子版カナロコ星人賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったカリエンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ビーユアエンジェルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、横須賀製鉄所創設150周年記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた15戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったミライヘノマイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた16戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィーリンググーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

1月27日、中3週で迎えた17戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた18戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、チャンピオンゴッドに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月29日、中3週で迎えた19戦目は、アクアマリンスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月28日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、宇宙忍者「バルタン店長」杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったエスケイアリュールにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた21戦目は、「秦野名水」第1位記念（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ナガラキコウシに交わされて1馬身差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、伊勢原観光道灌まつり記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、津久井やまびこ祭り杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモベルモットを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、よこすか海軍カレー特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた25戦目は、ウインターイルミネーションカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヘレニウムにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた26戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月3日、中4週で迎えた27戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月28日、中3週で迎えた28戦目は、早春特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた29戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラピダメンテを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月5日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、デイリー文月杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月2日、中3週で迎えた31戦目は、’17スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモパープルを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月23日、中2週で迎えた32戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。